札幌いそべ頭痛もの忘れクリニック (243).JPG.jpg

​高濃度ビタミンC療法

 

高濃度ビタミンC療法とは

高濃度ビタミン点滴とは、一回の点滴でおよそ25g以上のビタミンCを静脈内に点滴投与して、ビタミンCの血液中の濃度を一気に高める治療法をいいます。美容的な側面(美肌)や健康増進目的(風邪予防/風邪の治療)からは25gが、癌に対する治療効果を考えると50g以上が望ましいと考えられます。50g以上をご希望の場合も、まずは25gから開始します。

高濃度ビタミンC療法に期待される主な効果

ビタミンCの働きには、二つの側面があります。

①  有害な活性酸素を消失させ、過剰な酸化を防止するという予防的な一面
②  過酸化水素を発生させ、癌細胞や異物を攻撃するという治療的な一面

①の予防的な面からは、次の(1)~(3)が代表的な効果として挙げられます。

  (1) さまざまな酸化ストレスから身体を守り、病気になりにくくする効果
  (2) 動脈硬化を防ぎ心筋梗塞、脳梗塞に効果
  (3) コラーゲン合成を促し皮膚や血管の弾力を保つ効果

 ビタミンCは60兆個ある体の細胞を守る抗酸化成分です。加齢にともなう病的な老化リスクを低下させて、その高いアンチエイジング効果によって生活習慣病をはじめとするさまざまな病気の予防が期待できます。また、ビタミンCはコラーゲン合成に必要不可欠な成分です。コラーゲンは皮膚のみならず、骨、軟骨、血管や全身の組織・臓器で利用されているタンパク質で、加齢とともに減少し劣化していきます。ビタミンCが存在することでコラーゲンの劣化が防げ、肌や血管の弾力が保てます。年齢を重ねるごとに、より充分なビタミンCの補給が望ましいと考えられます。

②の治療的な面から観ると、次の(1)~(3)が効果であり特徴となります。

  (1) 癌細胞だけを選択的に殺す効果
  (2) 細菌やウイルスなどの感染症の予防・治療効果
  (3) 正常細胞には悪影響なく副作用がほとんどない

 高濃度ビタミンC点滴によって、血管内や正常細胞に入った大量のビタミンCは過酸化水素を発生させます。正常細胞はカタラーゼなどの酵素を持っているために過酸化水素を無毒化することができますが、癌細胞はカタラーゼなどの酵素の働きが弱いため過酸化水素を無毒化できず、癌細胞だけが攻撃を受け細胞が崩壊することになります。毎日約5,000個もの癌細胞が発生しており、高度な画像検査でも発見できない微小な量の癌組織が発生しかけている可能性を誰でも持っています。高濃度ビタミンCを点滴投与することは癌の予防や超早期治療、再発防止に役立つと考えられています。
 

 
AdobeStock_90052753.jpeg

なぜ高濃度ビタミンCで効果が期待できるのか

準備中

高濃度ビタミンC療法の副作用

高濃度ビタミンC点滴の重篤な副作用はないといわれています。

① 点滴時の血管痛
点滴治療全般に言えることですが、点滴刺入部に局所的な痛みを感じることがあります。

局所的な痛みを感じるのは点滴の速度が早すぎるために起こります。特に高濃度ビタミンC点滴はビタミンCによる浸透圧差が生じ血管痛になりやすいです。

このため、当院では血管痛の予防対策として、マグネシウムの添加や、ゆっくり点滴をすることで痛みの出現を予防しております。それでも痛みがでた場合は、点滴速度を調整したり、腕を温めることで対応いたします。痛みがある場合は、遠慮なくお申し付けください。

②  口渇(のどが渇く)
高濃度ビタミンC点滴には利尿作用があります。点滴中はミネラルウォーターやノンカロリーのお茶などでこまめに水分補給を行っていただきます。

③ 低カルシウム血症(筋肉のけいれん、しびれ)
ビタミンCはCa(カルシウム)をキレートする(尿として外に出す)働きがあり、血中のCa濃度が低下して、筋肉のけいれん、しびれなどの症状を認めることがあります。 症状が出た際はCaの投与をすることで、すみやかに症状は緩和します。

④ 低血糖(めまい、冷や汗、疲労感など)

ビタミンCはブドウ糖と化学構造が極めてよく似ており、高濃度ビタミンC点滴によって体は「ブドウ糖が入った」と勘違いして、血糖を下げるインスリンを分泌することがあります。
そのため低血糖を生じることがごく稀にあります。

点滴前はできるだけ食事を摂取していただくようにしています。体質的に低血糖になりやすいようでしたら、飴などで糖分を取りながらの点滴をすることをお勧めします。

 ⑤  みせかけの高血糖(検査エラー)
糖尿病の方で簡易血糖測定器を使用している場合、高濃度ビタミンC点滴後に測定するとビタミンCとブドウ糖の化学構造が極めてよく似ているため、ビタミンCを血糖と間違えて高血糖の値が出ることがあります。

糖尿病患者さんの場合、簡易測定器で高血糖であった時にあわててインスリンを投与すると、実際の血糖の上昇ではないために低血糖になってしまいます。
自宅で簡易血糖測定器を使用している方は、ビタミンC点滴12時間後は血糖測定を控えて下さい。

 ⑥  アレルギー
ビタミンCそのものに対するアレルギーは稀です。
 

 
 
看護師は、患者に話します

高濃度ビタミンC療法の治療の流れ

高濃度ビタミンCの施行前に、大容量の高濃度ビタミンCで急性溶血発作が起こらないかどうか(G6PD酵素活性)を確認する検査を、安全の為に必ずお受けいただきます。結果に1週間程度かかります。施行時にあらかじめ検査(採血)を受けていただきます。他院でG6PD酵素の検査が済んでいる方は、当院での再検査は不要です。ビタミンCの量によって点滴時間は変わります。1回の所要時間は約1時間~1時間半ほどの場合が多いです。ビタミンCの量や、当日の滴下時の体調によって点滴の速度を調整いたします。当日は時間に余裕を持って点滴を受けてください。

高濃度ビタミンC療法の注意事項

準備中​

 

その他注意事項

以下の症状がある方にはお勧めできません。

・G6PD欠損症の方
・胸水・腹水・リンパ浮腫のある方
・頭蓋内腫瘍のある方
・糖尿病でインシュリン注射を行っていらっしゃる方
・腎臓機能の低い方、現在透析治療中の方
・病状が極端に悪化している方(通院が体の負担になる方)
・活動型心不全のある方
メソトレキセート(リウマトレックス(R))、ベルケイドを使用している方
メソトレキセート投与中の方に行うと、薬剤の結晶が尿細管に沈着してしまいます。
その為、投与24時間、投与後48時間はビタミンC点滴ができません。
ベルケイドは、ビタミンC投与により効果が減弱するため、投与前後12時間は、経口・点滴ともビタミンC投与できません。
 

 

 
 
 

よくある質問

 

-高濃度ビタミンCによる副作用はありますか

準備中

-高濃度ビタミン療法の治療期間はどのくらいですか

1.高濃度ビタミンC点滴の効果が出現する時間には個人差があります。すぐに効果を感じる人もいます。継続的治療が効果的であると報告されています。

2.ビタミンCをサプリメントや食事等で経口摂取する場合と点滴によって直接血管内に投与する場合を比較すると、血中濃度で数十倍の大きな差があります。ビタミンC血中濃度を飛躍的に上昇させると短時間で体の隅々に行き渡り、高い抗酸化作用が得られ、アンチエイジング効果、美容・美肌・美白効果、疾患予防、身体機能の改善に効果が期待されます。

3.点滴の回数を重ねてビタミンCの血中濃度を保っていくことが健康と美容の改善・維持につながります。
 

-高濃度ビタミン療法は本当に効果があるのですか

準備中

 

-高濃度ビタミン療法は保険適応されますか

当クリニックでは高濃度ビタミンC点滴療法の診察は保険適応になっていない治療を提供するため自由診療(全額自費負担)となっており、保険外診療となりますのでご了承ください。
したがって、以下のような諸費用となっておりますので、よろしくお願いいたします。

医師の説明:10分 2000円(税別)