【治験のご案内】
2017年11月6日
当院では治験(片頭痛、認知症、パーキンソン病等)を積極的に行っています。
参加基準を満たす通院中の患者さまには、お声がけする場合がありますので、ご協力よろしくお願いいたします。
関心のある方は、お問い合わせ(011-753-6000)ください。
❖治験とは医薬品(または医療機器)の製造販売に関して、その承認を取得するために行われる臨床試験のことです。実際の人による治験によって薬剤の有効性が証明されない限り、世の中に新薬として登場することはありません。わたくしは、これまで、パーキンソン病、片頭痛など神経疾患に関する治験を行ってきました。特に片頭痛はその患者数が多く、本邦における生産年齢(働き盛り)に多く、日常生活社会生活における損失も多大であることが分かっており、その治療法開発は急務です。是非とも新たな新薬開発に貢献したいと考えています。治験では、必ず、偽薬群が設定されます。このグループに入ってしまうと、結果的に治療のメリットがあまりありません。しかし、このグループがあることによってしか、新薬の効果を直接証明できないとされています。したがって、治験に参加するときには、新しい薬の効果を得たいという期待を持つと同時に次世代に対する新薬開発の研究に協力(困っている人を救う)というボランティアの精神を持っていいただくことも必要になります。